謹賀新年

ご挨拶

新春のお喜びを申し上げます。
旧年中は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。皆様のお力添えを賜りましたことに、心より御礼申し上げます。
私どもは、本年も引き続き、皆様に対して高品質のサービスと価値をご提供できるよう、社員一同誠心誠意努力する所存でございます。
何卒、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げるとともに、貴社の益々のご発展を心より願っております。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

株式会社折安   代表取締役社長 浅川寿

70周年記念式典を終えて

弊社は2024年に創立70周年を迎えることができました。これもひとえに皆様方の日頃のご支援とご愛顧の賜物と深く感謝しております。
70周年という長い歴史の中で、私たちは多くの挑戦を乗り越え、成長を続けてきました。これからも未来に向けてさらなる革新と変化を目指してまいります。

式典での挨拶の様子

式典での挨拶の様子

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お礼の言葉    -70年を振り返ってー

父との思い出を話したいと思います。
23歳の父が立川の高松町をに家を買って電話をひいて、貯めていたお金が無くなっちゃったんだ。
というところから㈱折安の物語は始まります。

時は砂川闘争。
おまわりさんも農家の人もお昼になったらお弁当を食べるんだよ。
だから折箱を作っても作っても間に合わなかった話。
夜、これが終わらないと眠れない。と眠たい目をこすりながら折箱を作り続けてやっと終わって、
さあ寝よう。と思ったが明日また1からやらなくてはならないと思うと寝るのが嫌になった話。
自分の昔の高さぐらい自転車に折を積み込んで五日市や新宿に運んだ話。
登り坂の下でトラックが待っていて、つかまっていけと言われた話。
母と結婚が決まって家にお風呂場を作った話。
私が生まれるから、物干し台を作った話。

いつも面白可笑しく話していましたから、私も面白可笑しく聞いていました。

私と妹たちも物心ついた時から、箸詰めも紐付けもできました。
小さな妹がぐずっていても、折箱を作らないとお婿さんもお嫁さんも困っちゃうからね。
となだめられたことも覚えています。
夜、私が目覚めると作業場の明かりがついていて、母と父が仕事をしていたことも覚えています。

時は流れて、化成品を取り扱うようになりました。
そうすると倉庫が欲しい。配送センターが欲しい。という話題になりました。
ある日、直美いいところが見つかった。南向きで、4tトラックが入って、隅の方だけど、立川市なんだ。
それが天王橋です。

私が結婚して初孫ができたころ、父の闘病生活が始まりました。
何回か入退院を繰り返した頃、寿さんに折安に電気事業部を作らないか。
と話した声も場面も覚えています。
病院でもうだめなのかなと思う最後のころ、私が廊下を出ると
天王橋の皆さんが仕事を終えて、父に会いに来てくれました。
みんなの顔を見てほっとしたのと嬉しいとので、私が折安をやっていかないとと思った瞬間でした。

父の思い出はこれでおしまいです。

大変でしたね。大雪のお葬式と納骨。

私は今年64歳になりました。
母が父を送った歳です。
㈱折安創立70周年 天王橋配送センター落成40周年
母が元気でいてくれること、私はどうしても大切で大事な人たちを集めて、このパーティーを開催したいと思いました。
賛成してくれた寿さんに準備を色々してくれた家族に感謝しています。

私がいつも思っていることは折安があるからみんなに会えたけれど、みんながいるから折安があるんだということです。
お土産も松原さんが久田さんにチーズ王国の「チーズケーキ」を、
三瓶さんと直哉で小澤酒造さんのお酒とままごとやさんの「おぼろ豆腐」と「うの花」を選んでくれました。
おぼろの折は新潟藤容器の達郎くんのところから材料をひいて、浅草木具定の喜代子ちゃんのところで作ってもらったものです。
お赤飯は笹折にこだわってたちばなさんに詰めてもらいました。ごはんつぶがくっつくなんて言わないで丁寧に食べてね。
うちに帰ってお土産を召し上がりながら、今日のパーティーを思い出してくれたら幸いです。

最後に皆様のご健康とご多幸をご祈願いたしまして、私のお礼の言葉とさせていただきます。

ありがとうございました。

2024年10月5日 株式会社折安 取締役 浅川直美

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